インナーマッスルや体幹という言葉を聞いたことありますか?
腕や脚の筋肉と違い見た目には分かりにくく触れない、お腹の中にあるいろいろな筋肉を体幹筋肉(インナーマッスル)といいます。
普段はほとんど使われないインナーマッスルですが、腰痛の多くが体幹筋肉の衰えが原因だとも言われてます。
実はロードバイクを楽に長く走るためにも体幹はとても重要な働きをしますが、今回はロードバイクに必要な体幹を「日常生活」のちょっとした意識の変化で鍛える方法をご紹介します。
ロードバイクに必要な体幹(インナーマッスル)を普段の生活で鍛える3つの方法
これからお伝えする3つの方法は、体幹トレーニング本を何冊か買ったけれど普段なかなか体幹トレーニングをする時間がない私が、日常生活でなんとかインナーマッスルを鍛えられないか?と自分で考え2年ほど取り組んでいるものです。
階段の昇り降りでかかとをつけない
インナーマッスルを一番簡単に意識できるのが階段で「かかとを浮かせながら」昇り降りすることです。
階段を昇るときよりも降りるときのほうが、普段使わないインナーマッスルを刺激します。
この方法を編み出したのは、「欧米人は筋力が強いので階段を昇るときにかかとを浮かしながら昇る」という話を聞いたことがあるから。
そのときはおぼろげに「日本人は筋力弱いんだなー」と感じただけでしたが、試しに階段では常にかかとを浮かすように昇ることでインナーマッスルへの刺激を感じたので実践するようになった方法です。
歩くときにお腹をねじらない
(c) .foto project
ある陸上短距離走のオリンピック代表選手は、「意識的に歩くこと」をトレーニングの一環としていました。
なぜ走るプロフェッショナルが歩くことを重要と考えていたのか、何を意識していたのかを考えた結果、「意識的に歩くと体幹を効果的に鍛えられるのでは?」という結論になりました。
いろいろと歩き方や意識を変えて試した結果、「お腹をねじらないように意識して歩く」方法が一番インナーマッスルを使うと発見。
意識をしないで歩くとお腹を少しねじりながら脚を交互に出していますが、それをお腹あたりに意識を集中しお腹をねじらないように歩きます。
最初のうちは、相当お腹に力をいれないとねじれると思いますが、1分でも2分でも意識して歩いてみてください。
「ただ歩く」ことが意識をすることで最高の体幹トレーニングになりますよ!
常に姿勢をよくする
猫背のプロスポーツ選手を見たことがありますか?
私は姿勢が悪く、意識をしないといつも背中が丸まっていたのですが、「もしかしたらよい姿勢はインナーマッスルを鍛えるかも?」と考え姿勢を正してみました。
最初はなかなか正しい姿勢が分かりませんでしたが、立っているときに窓に反射して映る自分の姿勢を見て意識したり、家族に姿勢がいいかどうか確認するなどして少しずつ軸がまっすぐの姿勢が分かるように。
気づいたことは、「正しい姿勢を維持することは考えていたよりもつらい」ということです。
つらいということは、使っていなかったインナーマッスルを使えていることになりますね。
姿勢維持は少しでも気を抜くと崩れるので要注意です。
日常生活でインナーマッスル(体幹)を鍛えることまとめ
私は元々ひどい腰痛持ちで、毎週整骨院に鍼治療にいくほどでした。
ロードバイクに長時間のると腰がひどく痛むので、あまり長時間乗れなかったのですが、日常生活でインナーマッスルを意識するようになって半年ほどすると、腰の痛みがなくなり鍼治療にいくこともなくなりました。
もちろんロードバイクに長時間乗るのも楽になり、今では1日で200km程度走るくらいは問題ないです。
メリットがたくさんある「日常で体幹を鍛える方法」、気に入ったら試してみてください。