とうとうやってくれましたパイオニア。
昨年発売されたペダリング解析もできるパワーメータが大きくリニューアルされ、「軽く」「安く」「かっこよく」なりました!
これで世界のパワーメーター市場が変わるかもしれません。
ペダリング解析ができ、しかも安い!
パイオニアのパワーメーター最大の特徴は「ペダリング解析」が出来る点です。
ペダリング解析とは、自分のペダリングが純粋にクランクを回す力に利用されているのか、それとも踏む足のちからを引き上げる足で邪魔しているのか、そういったことが分かる仕組みです。
今まではWattバイクなどの高価なエアロバイクや研究機関でしかペダリングの解析はできませんでした。
自分のロードバイクを使い、屋外でペダリング解析ができるのは世界で唯一つパイオニアのパワーメーターだけです。
去年市販されたパイオニアのパワーメーターは、ペダリング解析ができる話題性が非常に高いものでしたが、パワーメーターとサイコンを合わせると25万円程度と、かなり高値の印象が強いものでした。
それが、今回の「SGY-PM910H」では、サイコンを含めて16万円と、最初のバージョンから約9万円も価格を抑えてくれました!
他のパワーメーターと比較してみる
ペダリング解析機能を除き、クランク型のパワーメーター単体として考えてもリーズナブルなSGY-PM910Hを他のパワーメーターと比較してみました。
主なクランク型パワーメーター比較表
メーカー | 価格 | 特徴 | マイナス面 |
パイオニア | 約13万 | 唯一ペダリング解析ができる | 普通のサイコンではペダリング解析できない |
SRM | 約35万 | 長年の実績がある | 高い |
Quarq | 約25万 | 利用者がそこそこ多い | そこそこ高い |
Rotor | 約21万 | 左右独立パワー計測 | まあまあ高い |
Power2max | 約13万 | 安いクランク型パワーメーター | 国内サポートがちょっと不安 |
はっきり言って、パイオニアのパワーメーターが一人勝ち状態です。
唯一ペダリング解析ができてこの価格。
しかもパイオニア製なので他のパワーメーターを買う理由が見つからないほどです。
こんな方にオススメ
パイオニアのパワーメーターは次のような方に特にオススメです。
・レース用のホイールを保有している(買う予定がある)
・理想的なペダリングで速くなりたいと思っている
・パワータップを持っているが、ホイールを替えて走りたい
私もパワータップホイールを保有していますが、クランク型パワーメーターをいくつも物色していました。
金額も抑えめなので、お金が貯まったら購入予定です。
注意点
・クランクは別売り(デュラエースかアルテグラクランク)
・サイコンは別売り(約3万円)
少し注意することとして、デュラエースかアルテグラクランクのみ現時点では対応しているので、もしカンパニョーロでコンポを統一している方には使えませんのでご注意ください。
まとめ
パイオニアが世界を見据えて出してきたパワーメーターはペダリング解析機能を無視しても、価格で十分他社製パワーメーターと戦えます。
専用のサイコンを購入しなければなりませんが、プラス3万円で済むなら絶対購入すべきアイテムですね。
本気でロードバイクを速く走らせたい人なら、購入して絶対損はしないアイテムです。