ロードバイクのコンポーネントやホイール、シューズなどで世界的なブランドとなっている日本の「シマノ(SHIMANO)」が、スポーツカメラを発売しました!
【スポーツカメラ】はシマノのアクションカメラの商品名です。
アクションカメラとは、GoPROが市場を作りあげた「スポーツや激しいアクション時に動画や静止画を撮影する」ことに特化したビデオカメラのことです。
今ではGPSやサイクルコンピューターで有名なガーミンやビデオカメラの大御所ソニーなどもアクションカメラを提供しています。
シマノ(SHIMANO)がアクションカメラに殴りこみ!【スポーツカメラ】
シマノはロードバイクのコンポーネントブランドとして世界シェアを約半分占めている大ブランドです。
シマノ自体はロードバイク製品以外にも釣り道具ブランドとしても世界的に有名ですね。
そのシマノがGoPRO一人勝ちとも言えるアクションカメラ業界に新たに参入する意味は何でしょうか?
シマノがスポーツカメラを出す背景を考える
ロードバイクのコンポーネントから送信される情報を受取りビデオカメラ動画とマッチングする、という使い方があるかもしれません。
シマノのロードバイクコンポーネントの電動モデル「Di2」の情報の中で、動画とマッチングしたら面白いデータに「選択しているギア情報」があります。
シマノは機械式コンポーネントを提供している時から、「フライトデッキ」というサイクルコンピューターでギア比を表示させることができていました。
ただ、あまり良い出来栄えではなかったようです。。
今回は、サイコンとしてではなく、「動画とギアポジションを連携したツール」として、レース時の振返りなどに特化したアクションカメラとして出してきたのかもしれません。
さらにロードバイク乗りとして一番気になるのは、「Ant+規格とリンク」する機能。
Ant+はサイクルコンピューターの規格として有名で、パワーメーター、スピードセンサー、ケイデンスセンサーハートレートセンサーのデータが受信できるようです。
そうなると、動画と各種センサーのデータがリンクして、臨場感が高い動画が簡単に作れるかも!?
スポーツカメラのスペックと価格をライバル製品と比較
シマノのスポーツカメラと、GoPRO、SONYのアクションカム(ACTION CAM)の3種類を比較してみました。
シマノ スポーツカメラ | GoPRO (WhiteEdition) ※2014/2月発売予定 | Action Cam HDR-AS15 | |
重さ | 86g | 136g(ハウジングあり) | 90g(ハウジングあり) |
連続撮影時間 | 2時間 | 2時間15分 | 2時間20分 |
特徴 | 広角180度 F値2.0 Ant+とリンク | 広角170度 F値2.8 | 手ぶれ補正あり 広角170度 F値2.8 |
価格 | 27,500円 | 25,200円 | 22,500円(アマゾン) |
こうやって比較すると、シマノのスポーツカメラがかなり基本性能が高いことが分かりますね。
F値というのは、レンズの明るさのことで、値が低ければ低いほど明るく撮影できます。
多少暗くても明るく撮影できるので、曇っているときの撮影では影響が大きいと思います。
さらに広角180度というのは驚きですね。。
人間の視野と同じくらいの動画を撮影できるってことですからね。
ちなみに「スポーツカメラ」で搭載している【魚眼レンズ】は一眼レフの交換レンズとして購入しようとするとだいたい5万円から10万円はするレンズです。
それがこの値段で撮影できるのだから、素晴らしいですね。
実際の販売価格はもう少し下がるはずなので、シマノのスポーツカメラはアクションカメラを探しているときに「要検討」すべき製品かもしれません。