オーダーサイクルジャージはどれも同じようなものだと思ってました、、

オーダーサイクルジャージ

ほぼ一年ぶりの更新です 汗

かなりブログの更新が滞ってましたがロードバイク競技は続けてまして、昨シーズンもZWIFTトレーニングや仲間とのトレーニングのおかげでそこそこの成績を残せてます。

単に更新をさぼっていただけですが、いろいろ書きたいこともたまっているのでぼちぼち更新をはじめたいと思っています ^^;

今回は2017/3/11に埼玉県の彩湖で行われた、ファンライドさん主催のイベント「TOKYOエンデューロ2017」で出店ブースまわりをした報告を。

特にサイクルオーダージャージの裏話を聞けたので、今回はサイクルオーダージャージについてまとめてみます。

オーダーサイクルジャージとは

オーダーサイクルジャージとは実業団チームや仲間で結成しているロードバイクチームのお揃いジャージのこと。

サイクルイベントに参加した方などは、お揃いのジャージでエンデューロレースに参加しているチームを見たこともあるのでは?

オーダーサイクルジャージを作成するのは意外と簡単で、決められた数以上のオーダージャージ発注で自由なデザインのジャージが作れるもの。

学園祭でお揃いのチームTシャツを作るのと似たようなものですね。

私のチームで使っているオーダーサイクルジャージ

私が所属しているチームでもリーダーがとりまとめて、サイクルオーダージャージを作成しています。

最初は半そでジャージだけ作成し、ビブショーツ、ワンピース、長袖ジャージ、といった数多くのジャージをカスタムで作成しています。

WAVE ONEというメーカーのものを使ってますが、正直なところサイクルジャージの違いはあまり分からず特に不満はありません。

昨年から使い始めたワンピースは腰回りの空気の抜けの良さを感じ、空気抵抗の影響度は肌で感じられるようになりましたが、、

イベントブースに出店していたbioracer(ビオレーサー)

bioracer出店ブース↑bioracerのブースとclannoteの和田社長

いままでサイクルジャージの素材やサイズ、パッドなどに無頓着でしたが、彩湖に出店していたclannoteの和田さんとお話しして意識が変わりました。

イベントに持ち込まれていたサンプルジャージを手で触ったり伸ばしたり、ヨーロッパのプロ選手が求めていること、シクロ世界戦で優勝したジャージの撥水性能を目の前で見ることでサイクルジャージについて無頓着すぎたことを痛感、、

時速40km/hで走ると空気抵抗が全抵抗の85%程度になる、ということはよく聞くので空気抵抗を下げようと姿勢やポジションを工夫してきましたが、ウェアにはあまり気を配ってなかったことに今更ながら気が付きました ><

bioracer(ビオレーサー)とは

和田さんに教えてもらったのはbioracerというサイクルジャージブランドについて。

bioracerについて

ベルギーにある会社で全世界に10,000チームほどにチームジャージを納めているサイクルジャージメーカーとのこと。

1984年に設立した当初は「バイクフィッティングシステム」を生業にしていたそうで、ウェアの設計思想も「個人が最も速く走れるためのウェア」らしいです。

ちなみに和田さんは若いころにベルギーのアマチュアチームで選手としてクリテリウムなどに参戦していた選手だったそうで、そういった関係もあり日本総代理店をしている様子。

東京オリンピック期待の梶原選手もbioracerのカスタムジャージ

世界戦やオリンピック出場選手向けに積極的に提供されているbioracer。

ロンドンオリンピックではbioracerジャージ着用者がメダル12個を獲得するなど、きちんと結果を出しているウェアブランド。

日本のナショナルチームはパールイズミのウェアですが、東京オリンピックでメダル獲得が期待される筑波大学の梶原選手もbioracerでオーダーサイクルジャージを作成した一人と聞いて驚きました。

テレビや雑誌でもよく取り上げられますが、彼女はロードレースも強いですが1000分の一秒を争うトラック競技にも力を入れているので、性能の高さは間違いなさそうです。

bioracerのすごさ

サイクルジャージはチームジャージ以外は基本的に型落ちで在庫処分になっているものを安く買うくらいなので、あまり性能を気にしないほうですがbioracerサンプルジャージを実際に目の当たりにして驚いたこと多数。

和田さんに教えてもらって一番驚いたのは、実際にプロツアーチームで活躍している選手のオーダージャージサンプルを見たとき。

その選手は180㎝を越える大柄な選手ですが、サイズはXSをカスタマイズして着用しているとのこと

実際に持たせてもらったジャージはあまりにも小さく、172㎝の私でもぎりぎりじゃないか?と思うくらい。

和田さん曰く「日本のサイクリストはワンサイズ大きいサイズのジャージを着ているとヨーロッパの連中はよく言うんだよね」とのこと。

ただ、私の実体験から言うと小さいジャージを着たときにジッパー部分がやぶけて壊れたことがあるのでにわかに信じがたかったですが、ジャージを触って伸ばしてみて納得。

生地が滑らかで非常によく伸びる素材でした。

これなら少し小さめのサイズを伸ばして着ることもできそう。

パッドはあえて薄手なものを手縫いで

6C65FBF4-1870-4071-ABA3-8701F823476E

写真ではわかりづらいですが、bioracerのパッドは右のオレンジのものでフラットで薄めです。

左の黒いパッドのように厚めの3Dパッドが日本では流行ってますよね。

一方でヨーロッパトップチームの選手たちは給されている3Dパッドを外してフラットなパッドに付け替えているとのこと。

長時間乗っていると厚いパッドのほうがずれてしまいやすい様子。

また、このパッドはベルギーの職人さんが手縫いで仕上げているそうなので股ずれも起きにくいみたいです。

シクロ用のワンピースが超高性能

E0F2A358-5E4F-4674-BC04-83CB4FC0D9F3

2016-2017の世界戦では男女ともbioracerを着用したベルギーの選手が優勝しましたが、顔や脚は泥だらけなのにジャージだけがきれいなままだったことが世界のサイクルニュースで話題になったそうです。

抜群の撥水性能があるbioracerの新素材が投入された結果とのこと。

実際にシクロ世界戦で使われたのと同じジャージに水をたらしてもらったのが上の写真。

水は見事に玉になり滑り落ち、ウェアはさらさらのまま!

これなら雨の日のロードレースでも空気抵抗が大きくなるレインウェアを着なくとも寒さを感じず走れそうですし、冬場のレースでも大丈夫そう。

bioracerをカスタムオーダーしてサイクルジャージを作成する方法

そんなbioracerジャージをカスタムオーダーする方法はWebからの会員登録がはじまり。

会員登録しただけで電話連絡などはなく、メールでのご案内程度のようなので気軽に登録できそうです。

その後はデザイン決め > サイズサンプルの送付 > 入金し発注 > 1~2か月くらい待つ といった流れ。

制作には結構時間がかかりますが、ベルギーでベテラン職人の手により制作され日本国内でも全数検品する都合のようなので品質のためにはしょうがないですね。

まとめ

話を聞いていたところ、東京エンデューロに参加されていたbioracerカスタムジャージをオーダーされているチームの方がふらっとやってきて「このジャージは本当にいいですよ!」と声をかけてくれました。

少しお話をさせていただきユーザーの生の声としても品質や機能性はほんとに間違いなさそうです。

最近はトレーニングに十分時間が費やせず独走力が弱くなってきたので、少しでもレースで脚を残せるよう自分も着てみたいと強く思うように。

うまくチーム内で枚数まとめられたらオーダーして続報をお伝えしますね!

bioracerのオーダーサイクルジャージサイトはこちら