ロードバイク初心者が目指す速度はどれくらい?

ロードバイク初心者の速度

ロードバイク初心者が一番気になるのは、”ロードバイクで速度がどれくらい出せるのか?”ということでしょう。

初心者がどのくらいの速度を出せればロードバイクを楽しめるのか、自分の経験を元に解説していきます。

ロードバイク初心者の速度は30km/hが目安?

ロードバイク関係のブログや雑誌などを見ると、初心者は平地で30km/hくらい出すのが目標と書かれていることが多いですね。

私はこの考え方に反対です。

ロードバイクの速度は風の影響を大きく受ける

私はロードバイクにパワーメーターというものを付けています。

パワーメーターとは向かい風か追い風か、登りか下りかといったことは関係なくロードバイクに加わっている力を数字で表す機械です。

このパワーメーターという機械をロードバイクにつけ平地の河川敷を走っていますが、同じパワー(数値)で走っていても追い風か向かい風かで速度は10km/h以上違うことが普通にあります。

同じコースを往復で走っているので、コンディションの違いなどではなく風の影響だけで速度が全然違ってくるもの。

ロードバイク初心者の方が「平均速度30km/hなんて軽い♪」と言われている場合、もしかしたら追い風で走っていただけかも。。

サイクルウェアを着ると時速が2~3キロ変わります

風の抵抗は馬鹿にできません。

もしサイクルウェアを着ていないでロードバイクに乗っていたら、サイクルウェアに着替えるだけで時速2~3キロは速くなるかも?

下のサイクルウェアは、アマゾンで2480円で売られているもの。

同じブランドのタイツを持っていますが、値段の割にしっかりした作りなのでお勧めです。

↑saitoinportのサイクルジャージ 2,480円

ロードバイクの速度は気温にも大きく左右される

あまり知られていないのですが、夏場の暑い時期はロードバイクの平均速度は速くなります。

逆に冬の間は寒ければ寒い程ロードバイクの平均速度は遅くなります。

冬場は寒くなるので空気中の水分量が増え、それにより空気抵抗が夏場より増します。

冬場は寒くなるので空気密度が増え、それにより空気抵抗が夏場より増します。
※yoshiさん、himeさん、ご指摘ありがとうございました!
「水分量が増えるから空気抵抗が増す」と間違って認識していました。。
参考ページ:冬と夏での空気抵抗の違い(別ウィンドウが開きます)

さらにロードバイクに乗る服装がごわごわしたものになるので、空気抵抗を増やすことも原因の一つです。

私の場合、冬場のロードバイク平均速度は3km/hくらい夏場に比べ遅くなりますね。

これはロードバイク初心者でも変わらないはずです。

yoshiさんからコメントいただいた「気温による代謝不全」も冬場の速度が遅くなる理由の一つだと思われます。
例えば、昔の車は寒い日に「暖機運転」をしてからでないとまともに走らなかったですよね?それと同じ状態ですね。
yoshiさん、ありがとうございました!

ロードバイクに走り慣れたスポーツマンでも30km/hの速度維持は難しい

仕事仲間でありロードバイク仲間のAさんは、ロードバイク歴2年で水泳やアルペンスノーボードを楽しむスポーツマンです。

体型もやせ形ですが筋肉はそれなりについていて身長は180cm近く、年齢も30代前半とまだまだ若いです。

初心者でなく体格に恵まれたそんな彼でも、ロードバイクで時速30kmを1時間維持することはできていません。

週末は必ず2時間以上ロードバイクに乗っていますが、それでも難しい状況です。

ロードバイク初心者が目指す速度のまとめ

ロードバイクだからママチャリより劇的に速度が速く変わるものではありません。

あくまでロードバイクを走らせるのは人力です。

ロードバイク初心者でもプロ選手でも変わらず、動力は人間だけ。

ロードバイクは、ひ弱な人力でいちばん速く走るための道具として完全な形に進化したものです。

初心者が目指す速度

とはいっても、ロードバイク初心者が目安とする速度が知りたいところですよね。

私の経験上、ロードバイクは28km/hの速度を過ぎると抵抗が一気に増すと感じています。

ロードバイク初心者の方は、1時間を28km/hの平均速度で走ることを目標にしてはいかがでしょうか。

できるだけ平坦で止まることがなく、往復できるコースだと最高ですね。

これを達成できれば、ロードバイク初心者から中級者になったと言っても良いですよ!

6件のコメント

こんにちは。たくさんの情報があり楽しませていただいております。
さて、「冬の方が水分量が多い」は単純な湿度の数値を見ての判断かと思われますが、
一度、飽和水蒸気量と温度の関係を調べてみた方がいいと思いますよ。
冬に速度が落ちるのは服装の空気抵抗と(数10kmの短距離であれば)気温による
代謝不全でしょう。

yoshiさん
コメントいただきありがとうございます!
飽和水蒸気量と温度の関係、調べてみます!
「気温による代謝不全」なるほどですね、見落としていました。。
また何かお気づきのことがあればご指摘ください!

himeさん、ご指摘ありがとうございます!
完全に勘違いしていました。。
空気抵抗が冬場の方が大きいのは水分量が多いのではなく「空気密度が高い」からでした。。
本文も修正いたしました。
これからも何か気になることがあればご指摘お願いします!

初めまして!

空気密度と空気抵抗の件頷けました。あと、自動車とかエンジンを持つ機器の場合その空気密度故にパワーが多めに出るので記録を出すには逆に冬場の方が好まれるそうですよ。

take-yさん、初めまして!
コメントありがとうございます!

自動車などは冬場の方が記録を出しやすいのですね!!
まったく知りませんでした ^^;
貴重な情報ありがとうございます!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です