最初は見た目やスタイルでロードバイクに乗り始めたとしても、慣れてくると”もっと速く、もっと遠くにいきたい”と考えるようになるかもしれません。
ロードバイクは動力が人間の力だけで移動できるものとして、最速ののりものです。
初心者の方が「速く、遠くにロードバイクで走れるようになりたい」と思うのは自然なことですよね。
私もロードバイクに乗り始めの初心者の頃は、できるだけ短時間で速く走れるようになりたい、と強く思っていました。
じゃあ、どうすれば効率的にロードバイクで速く走れるようになるのでしょう?
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ロードバイク初心者は距離を乗れば速く走れるようになる?
ロードバイクで速く走りたいといっても、10秒くらいの短時間で最大速度を出したいのか、1時間をずっと速く走りたいのかで意味が変わってきます。
ここでは、ロードバイクの練習では一般的な「1時間くらいの距離」を速い速度で走ることを目標に考えてみます。
ロードバイクの練習で初心者にありがちなこと
私がはじめてロードバイクで練習しようと考えた時に行った事は「ロードバイクで距離をたくさん走る」ただこれだけでした。
土日、時間がある限り車があまり走っていないところでロードバイクを走らせていました。
スピードを上げるとすぐに疲れてしまうので、だいたい25km/hくらいで走っていたでしょうか。
乗り馴れていないので、30キロくらい走ったらお尻が痛くなりサドルに座るのも苦痛な状態で、クタクタになっていました。
それでもロードバイクで速く走りたかったので、50キロくらいは走るようになりましたが、30キロを過ぎたことにはヘトヘトすぎてママチャリと同じくらいのスピード、、
それでも距離を乗っていれば速くなれると信じて疑いませんでした。
ロードバイクの練習は時間と強度が大事
ところが、ロードバイクで練習するようになって2、3ヶ月が経ってもあまり速くなっている感じがしませんでした。
ある日、ロードバイクを買ったショップで軽く状況を伝えたところ、驚愕の事実が、、
「そんなことしてても速くは走れるようにならないよー。速く走りたいと思う速度を出さなきゃ。それと距離は意味がないから」
えっ!? どういうこと?
「ロードバイクを速く走らせるには、息がゼェゼェとなるようなキツいと感じるときに出せる力を高めなきゃ。上級者だと1時間くらいもつんだけど、ロードバイク初心者なら5分とか10分くらいからはじめるといいと思うよ」
そんなこと知らなかった、、
この話をしてくれたショップの店長は、ロードバイクのレースにも出ていて優勝を何回もしているような方というのもこのとき分かりました。
ロードバイク初心者におすすめの練習方法
ロードバイクで効率的に速くなるには、距離をたくさん乗るだけでは意味がありません。
もちろん、ロードバイクで登りきるだけでキツい山をゆっくりでも登ると、勝手に息がゼェゼェする高い強度(きつい運動)になるので距離を乗ることに
意味がありますが、ロードバイク初心者が山登りで無理するとひざを痛めたりする可能性も出てくるので気をつけた方がいいです。
ロードバイク初心者があまり無理なく練習できるおすすめの方法をお伝えします。
5分間だけできるだけ頑張ってみる
ロードバイクで練習をする距離は短くても良いですが、そのなかで5分間だけは「これ以上はもう無理!」というキツいところまで追い込んでみてください。
キツさの目安は、最初の2分くらいは少し余裕があるけれど、最後の1分はゼェゼェがかなり苦しい状態を目指しましょう。
信号ストップなどあると回復してしまうので、ロードバイクの練習コースは5分間は止まらないで走れるような場所を見つけてください。
一回の練習時間、距離を長くするよりも頻繁にロードバイクの練習する
ロードバイク初心者のうちは、できるだけ乗る頻度を高めることも効率的にロードバイクを速く走れるようになるヒケツです。
土日に時間がとれるからといってまとめて5時間も6時間も走るよりも、初心者のうちは週に3回1時間ロードバイクの練習に充てることをおすすめします。
もちろん毎回5分間は全力でゼェゼェとなる強度で走ってくださいね。
この練習方法はおすすめですが注意点も、、
5分間全力でロードバイクで走ることは、かなりきつい運動です。
ジョギングなどと違い、体にかかる負担が少ないので心臓が無茶をしやすい環境がロードバイクです。
なので、心臓に持病があったり今までが運動不足だった場合には、心臓が無茶をすることで血管が詰まる可能性も出てくるかもしれませんのでご注意を。
私は効率的にロードバイクで速く走るためにどうすればいいか試行錯誤することが大好きなので、これからも情報提供していきますね!
つい最近自転車に興味をもって始めた者です。
大変勉強になる記事でした。
一つお聞きしたい点がございますが、全力で漕ぐということは立ちこぎのことでしょうか、それとも座ったままでの全力でしょうか。
JHPさん、コメントありがとうございます!
記事が参考になったようで良かったです ^^/
座ったままでの全力の方が良いです。
というのも、立ち漕ぎですと頑張ると30秒くらいしか連続でこげないので、、
座ったままで、できるだけ強く速くこぐことを意識してみてください!
ご返答ありがとうございます。
いつも勉強させていただいております。
ここ最近拝見させていただいております。
5年前よりダイエットをキッカケに年1で長野〜新潟、能登半島一周などの1日100キロ程の輪行楽しんでます。今年初めてスピード、ヒルクライムに興味が出て坂を避けてきた所にチャレンジしている最中です。ポジションからペダリングがらまだまだ初心者です。ご教示下さい
今朝に週3目安で登り下り1時間くらいのヒルクライムのトレーニングしております。息が乱れ切らない位のペースでやってますがどうも読む限り強度が足りないようですので5分スパート明日から取り入れてみようと思います
そこで質問ですが5分スパートの時ですが軽いギアを全開クルクルで5分か、少し重くても速度上げるギアで全開かどちらの方が宜しいでしょうか?お願い致します
MON✖️2さん コメントありがとうございます!
登りのトレーニングができる環境が近くにあるのは良いですね!
登りで5分強度を上げる場合に軽いギアを使うか重いギアを使うか、というご質問に対する回答は「少し重くても速度を上げた方がいい」になります。
登りで軽いギアを回してもあまり推進力にはつながらずパワーは上がりません。
もしケイデンスを計測できるのであれば1分間に70~80程度のケイデンスで登れるギリギリ重いギアを選択されると良いと思います。
ご参考になれば嬉しいです!