タイムトライアルは、「ロードバイクレースは出てみたいけれど落車で骨折でもしたら家族や会社に迷惑がかかるから参加したくてもできない」そんなあなたにピッタリのレースです。
ただ、日本国内でタイムトライアルがメインの大会はほとんどなく、あってもロードバイクレースやクリテリウムの余興のように開催されるものがほとんど。
そんな中、タイムトライアル好きのレース「タイムトライアルジャパン」が今年から年3回開催されることに。
タイムトライアルの基礎から、タイムトライアルジャパンの特徴までまとめてみます。
タイムトライアルレースとは
タイムトライアルレースとは、決まったコースを一番早く走った人が勝ちの分かりやすいレースです。
一人ずつスタート時間を30秒から1分程度ずらすので、基本的には他の人と並走することはなく個人の力を純粋に試されるレース。
タイムトライアルレースは一人で走るので風との戦いでもあり、ロードバイクやホイール、ヘルメットやウェアなどタイムトライアル専用の機材により大きくタイムが変わります。
タイムトライアルレースの特徴
タイムトライアルレースの特徴は一人で走ることと、「ほぼ平坦なコースを走る」ことにあります。
ほぼ平坦なコースなのでヒルクライムレースと違い体重のハンデがあまりなく、絶対的なパワーが大きい大柄な選手が有利とも言えるレースです。
ヒルクライムは苦手だけど平坦を走らせたら時速40キロ近くで10分以上走れる、あなたがそんなタイプだとしたらタイムトライアルで好成績が残せるかも。
タイムトライアル専用の機材
ロードバイクレースと違い、タイムトライアルレースだけは「TTバイク」と呼ばれる専用のバイクが利用可能。
TTバイクの特徴はハンドル部分にあり、ロードバイクではドロップハンドルが付いている場所にまっすぐ前に突き出た「TTバー」が装着され、空気抵抗を最小限に抑えるために腕を前に出したポジションを取れます。
ただし、TTバイクは空気抵抗を最大限抑えられる反面、一般的なロードバイクと比較して「重量は重く」「コーナーリング性能は低く」なります。
参考記事(外部サイト):【バイク】バイク選び(ロードバイクvsTTバイク)
タイムトライアルジャパンでTTデビュー
今年(2014年)から開催される年3回のタイムトライアルだけのレースです。
外部サイト:タイムトライアルジャパン公式ページ
TT機材は必要?
通常のタイムトライアルレースはタイムトライアル専用機材を使っても使わなくとも同じカテゴリで勝負する必要がありますが、タイムトライアルジャパンは「ノーマル」と「アルティメット」と2つのカテゴリーを準備し、ビギナーでもTTを楽しめます。
ディープリムホイールは使っていいの?
ノーマルの部は、ホイールのリムハイト(リムの高さ)が35mm以下、エアロヘルメット、ワンピース(ウェア)も不可という条件があり、機材を準備できない参加者同士の力比べが出来そうです。
参加費はいくら?
22歳以下は3000円、23歳以上は5000円です。
1回目は緊張しすぎてスタート失敗した、、 なんてときのために「お金を出せば」2回トライできます。
2回トライ版は22歳以下5000円、23歳以上8000円。
TTデビューするだけなら、1回で良いと思います。
まとめ
タイムトライアルはロードバイクレースやクリテリウムと比較して安全であり、機材をつきつめる奥深さがあるため今後も人気が出そうです。
ヒルクライムレースと同様、初めてのレースとしてもオススメ。
あなたもタイムトライアルレースで「レースデビュー」してみませんか?
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恥ずかしいですが、私が初めてロードバイクレースに出た時の失敗談もあります。。