ディスプレイスタンドをメンテナンス視点で選んでますか?

ディスプレイスタンド

自転車ディスプレイスタンドは、その名の通りロードバイクを保管する時に使う道具。

もちろん壁掛けフックや立てかけるスタンドなどで省スペース保管している場合にはディスプレイスタンドは必要ありませんが、一つ持あるととても便利。

理由はロードバイクのメンテナンスや洗車をするのに手軽で便利だから。

メンテナンス性で自転車ディスプレイスタンドを選ぶメリットをお伝えします。

後輪を回せるディスプレイスタンドを選ぶ3つのメリット

ディスプレイスタンドは後輪が回せるものを一つは持っているとちょっとしたメンテナンスで本当に便利です。

ただ、ディスプレイスタンドの中には後輪が回せない(クランクが回らない)スタンドもあります。

見た目がすっきりして良いのですが、メンテナンススタンドを持っていない方には私はオススメしません。

チェーンメンテナンスが楽

しょっちゅう行うのはチェーンメンテナンスです。

汚れ落としと注油はロードバイクに乗る前後で行うとロードバイクのもちが良くなるのでオススメ。

後輪が回せると、チェーンメンテナンスがとても楽になります。

シフト調整が楽

ロードバイクを購入して半年くらいすると、だんだん変速性能が落ちてきます。

変速がもたついてきたときに有効なのは、ディレイラーの微調整。

調整はプラスドライバーで簡単にできますが、スムーズな変速ポイントを見つけるのが結構たいへん。

シフトチェンジは後輪を回しながらでないと無理なので、何度も変速して調整ポイントを見つけるにはディスプレイスタンドがないと難しい作業です。

洗車が楽

クランクを回しながら洗車ができると作業効率が上がります。

後輪を外して利用できるディスプレイスタンドなら、クランク周りの洗浄が格段に楽です。

後輪が回せるディスプレイスタンドのご紹介

後輪の軸(クイックリリース部分)を固定するディスプレイスタンド

私が使っているディスプレイスタンドがこれ。

よくあるのが三角形の頂点にクイックリリースを抑える部分があるスタンドですが、これだとリアディレイラーの調整時に邪魔になりやすいです。

ミノウラのDS-80というスタンドだと抑える部分がちょっと前方に出ているので、リアディレイラー調整時に干渉することなく、気軽にメンテナンスできます。

初めてロードバイクを購入したショップにたまたま置いてあったのを買っただけですが、9年経った今でも愛用している名品。

デメリットとしては固定するときにディスプレイスタンドの幅を広げて抑えるとき、力やコツが必要なところ。

私は腕力があまりないので、今だに取り付け時には苦労しています。※外すのは楽です

チェーンステイを保持するディスプレイスタンド

ロードバイクのチェーンステイを保持するIBERA社の「EASY UTILITY STAND」。

先に紹介したミノウラのDS-80タイプと比較して、ただ乗っけるだけなので簡単ですね。

メリットは後輪を外していても使えるところ。

後輪を外してロードバイクの洗車をしたいときなど重宝します。

のっけただけでは固定力が弱いのでOリング(輪ゴムのようなもの)でチェーンステイとディスプレイスタンドを固定。

この作業がちょっと大変なようです。

と、良いことずくめだが難点が一点。
メンテ時に自転車の安定性を高めるためのOリングバンド。
これを取り付けるのが結構面倒。
取り付けなくても出来なくはないが、少し不安定になる。
(amazonのカスタマーレビューより)

チェーンに触ると汚れてしまうので、ちょっと注意する必要がありますね。

チェーンステイとシートステイを保持するディスプレイスタンド

これものっけるだけ。

フレーム片側のチェーンステイとシートステイを保持するだけなので、手軽に取り外し可能。

最初に紹介した自転車ディスプレイスタンドと同じミノウラのDS-520という製品です。

高さの微調整ができるのでどんなタイプのロードバイクでも対応可能なディスプレイスタンド。

後輪がなくても使え、Oリング固定などせずとも安定性は高そうです。

エスケイプ3を載せています、車のフレームが太く、少し収まりが悪いので☆4とさせていただきました。
(amazonのカスタマーレビューより)

デメリットは2つあります。

一つはロードバイクによってはフレームサイズなどでフックの形状に合わないものがある点。

もう一つはフレームの片側だけ保持しているので、強い力をかけた作業などには向かないこと。

試したことがないため想像ですが、クランクの取り外し作業などのかなり力がかかるメンテナンス作業はできないはずです。

まとめ

自転車ディスプレイスタンドはメンテナンス用に作られたものではありませんが、普通の作業ならほぼメンテナンススタンドと同じ使い方ができます。

私はミノウラのDS-80を9年使っていますが壊れませんし、オーバーホール作業のほとんどをこのディスプレイスタンドで実施しました。
洗車には後輪を外しても使えるDS-520型が良いですね。

もちろんメンテナンススタンドは高い位置での作業ができるのし安定していて良いですが、ディスプレイスタンドでもほとんどの作業はできてしまいますよ!