ヒルクライムレース(ハルヒル)に9年ぶりに参加して気がついた4つのこと

ヒルクライムレース参加

先日、榛名山ヒルクライム in 高崎(ハルヒル)というヒルクライムレースに参加してきました。

ヒルクライムレース自体に参加するのは9年ぶり2度目のこと。

初めてレース中に落車するなど、衝撃的なことがいくつかありましたのでヒルクライムレースで気ついたことを書いてみます!

ヒルクライムレースはお祭りだ!

ハルヒルに参加して驚いたのは人数の多さ。

前日受付の会場への道路は大渋滞。

それもそのはずで、主催者発表では6664名のエントリーがあったそうです。

9年前に参加したMt富士ヒルクライムも大規模で面食らいましたが、当時のエントリー数は4000人ちょっとだったことを考えると今回のハルヒルの凄さが分かります。。

参加記念品が凄い!

ハルヒルの参加記念品

前日受付でもらったのは、「ハルヒルTシャツ」「AZのチェーンスプレー」「オリヒロのこんにゃくゼリー」「榛名神社の福亀」。

ハルヒルTシャツに書かれているイメージキャラクターは「弱虫ペダル」の作者渡辺航先生の描きおろし。弱虫ペダル好きとしては記念になります!

ロードバイクレースの参加記念品はタオルや良くて靴下なので、参加費6000円のレースとしてはボリュームが多かったですね。

ゴール後のもてなしが凄い!

ハルヒルゴール後のふるまい

ハルヒルの凄さはゴール後にありました。

ゴール後に下山用の荷物を受取ると、下山待機場所までの道で「ポカリスエット」「ハルヒル羊羹x2」を手渡されます。

これだけでも感動ものですが、下山待機場所では「米300gのパック」「野菜ジュース」「きゅうりの一本漬け」「みずみずしいトマト」「持ち帰り用のラディッシュ詰め合わせ」「甘酒」など無料提供!

すべていただきましたが、トマトのみずみずしさは格別。

さらに、レースで使用したゼッケンには金券1000円分がついており、下山待機場所に出店しているお店では金券代わりに使えました。

私は「サンドイッチ」と「ジュース」の500円分を利用。

現金を使わなくて済むのはありがたかったです。

この場で金券を使わなくても、高崎市内の飲食店などで利用可能なので下山後ランチなどで使ってる方も多い様子。

参加費6000円でここまでして大丈夫?と心配になるほどの「おもてなし」でした 笑

ヒルクライムレース前日にやっておきたいこと

ハルヒル人が多い

朝が早く人が多いヒルクライムレース。

ハルヒルのスタートは7時から順次行われるものでした。

下山用荷物は6時までに預ける必要があるので、逆算すると5時30くらいまでには会場に到着する必要あり。

そんな慌ただしいヒルクライムレースの前日にやっておきたいこと。

ロードバイクのチェック

当たり前ですがロードバイクがきちんと走れる状態にあるか、チェック&メンテナンスをしっかり行いましょう。

今回のハルヒルでも多く見ましたが、リアの変速がうまくいかずチェーン落ちしている方。

これはリアディレイラーの調整をしておけば避けることができるので、しっかり調整しておいてください。

リアディレイラー調整

タイムスケジュールのチェック

参加人数が非常に多いヒルクライムレースでは、会場までの道路がとても渋滞します。

事前に自分なりに余裕をもったタイムスケジュールを作っておくことをオススメします。

例えば今回のハルヒルだとこんなイメージです。

ヒルクライムレースのタイムスケジュール

  • 3時起床
  • 3時30分まで: 食事と身支度
  • 3時50分まで: ロードバイクの準備
  • 4時頃: 会場に向けて自走開始
  • 4時30分頃: 会場到着
  • 5時まで: 着替えや下山用荷物預けの準備
  • 5時20分まで: 荷物預けとバイクの整列
  • 6時ころまで: トイレやマッサージなど

朝早すぎですね^^;

朝というか、深夜に目を覚まし準備がはじまります。

実は、家族旅行がてらビジネスホテルに前泊したのですが、家族とは別の部屋をとりました、、

ヒルクライムレース中に気をつけたいこと

無理をせず、声掛けや手信号を行う

今回ヒルクライムレースに参加して感じたことは落車やチェーン落ちが多発していたこと。

私自身、レース中に初めて落車に巻き込まれ激しく転びました。。

落車はどうしても避けられない場合もありますが、自分の限界を越えて周りの状況を冷静に見えてない方が多かったように思います。

声掛けや手信号が少なかったのも落車が起きやすい状況を作っていました。

ヒルクライム中はしんどく声を出す余裕はないかもしれませんが、レースは自分一人で走っている訳ではないので周りへの配慮を意識したいですね。

ロードバイク集団走行

スピードが上がる場所は要注意

私も巻き込まれた先頭集団の大規模落車は、レース中いちばんスピードが上がるちょっとした下り。

ヒルクライムレースなのに、その場所だけは40km/hほど出ていました。

ちょうど自分が落車に巻き込まれた様子を同じレースに出ていた方の車載動画で発見。

集団落車が起きる直前に「危ないよー、ラインキープねー」と声掛けをしている自分の声が入ってました。

ふらふらしてる人が多かったんですね。。

今回のような集団落車する場所は、速度が上がる場所であることが多いです。

事前に参加するヒルクライムレースの車載動画を何度も見ておくことを強くオススメします。

ヒルクライムレースに向けたトレーニングについて

以前、「ヒルクライムで本気で速くなりたいなら実践したい3つの方法」という記事を書きましたが、こちらの記事に書いていないオススメトレーニングメニューを2つご紹介。

ヒルクライム速くなる

1.心肺能力を高める:高ケイデンス走 30分程度 ケイデンス100回転以上で

ヒルクライムレースは基本的に休めません。

ずっと脚に力をいれてパワーを出せればいいのですが、休めないので途中でタレてしまいます。。

平地では脚をくるくる回してスピードを上げるのはトルクがかからず効率が悪い場合が多いですが、ヒルクライムは常にトルクがかかるので高ケイデンスが有効。

ただ、高ケイデンスは心肺機能の負担も大きいデメリットが。

ヒルクライムレース中、出来る限り高ケイデンスを維持できるようにするトレーニングメニューです。

ただ、慣れていないとケイデンス100以上を維持するのは大変。

その場合は自分が30分程度維持できる最大のケイデンスでチャレンジしてみてください。

2.レース後半に耐える:ビルドアップ走 20分 2分か3分ごとにギアを上げていく

今回のハルヒルもそうですが、ヒルクライムレースでよくあるのが「最後に急勾配が連続する」コースレイアウト。

山頂に近づくにつれて斜度がキツくなってきます。

こういったコースに耐える精神力を養うためにビルドアップ走はオススメ。

平坦でも上りでも、ローラーでも実施できますが、できれば20分ストップすることがない場所で実施したいメニュー。

コツはギアを上げた後にケイデンスを下げないこと。

最後の3,4分は限界ギリギリくらいになるように、スタートの負荷を調整してみてください。

パワーメーターを使っている方なら「2分ごとに20wずつ上げていく」というパワー管理がオススメです。

まとめ

お祭り気分になれるヒルクライムレースはちょっと衝撃的。

ハルヒルだからかもしれませんが、沿道で応援してくれる地元の方が非常に多く気持ちよかったです。

「こういった楽しみ方もあるよなー」と思いつつ、先頭集団はロードバイクレースと変わらない緊迫感で、競い合う楽しさもあり。

前日受付」「下山待ちで時間がかかる」「朝が早い」など制約が多いのが難点ですが、結構楽しめました。

4件のコメント

ロードバイクハックさん

ハルヒルお疲れ様でした!
いつも楽しく配信を拝見させて頂いております。

私も初めてのヒルクライムレースに先日のハルヒルに参加致しました。
おっしゃる通りで地元の方の応援が温かく、初心者の自分でもなんとか完走できました。

やはり後半は落ちてくる方が多く、ペース配分の重要さが身に染みました~_~;

6月の富士山に向けてビルドアップ走試してみます!

たつさん、コメントありがとうございます!
今回のハルヒルが初ヒルクライムレースだったのですね!完走おめでとうございます ^^/
運営もしっかりしていて、天気も良く素晴らしいヒルクライムを満喫できたのではないでしょうか。
6月の富士山も頑張ってください!!

こんにちは。sakurakasaneです。
ハックさん、落車、身体や機材は大丈夫だったのでしょうか?
下りで集団落車、想像しただけで痛そう。
レースはテンション上がってたりしますし、私も含め、まだまだ技術が未熟な人も居ますから、気をつけたいですね。

私は先日、つくばの8耐の当日の朝にギアの変更の仕方をレクチャーされて、試走に出て行った女性を目にしました。さすがに驚きましたね。ルールに乗ってない部分、ノリなどでは許されない事をあるかと思いますよね。
なんにしても安全運転で行きたいですね。

sakurakasaneさん、コメント&お気遣いありがとうございます!
落車では機材は大きなトラブルがなく、身体は左腰の打撲と左肘の擦過傷程度で済みました ^^;
動画を見ると、結構派手に転んでいたので不幸中の幸いかも・・・

つくば8耐のエピソード、衝撃ですね、、
事前に何度か練習をしておいて欲しいところです。
主催者の方々も事前講習会を実施することなどもありいろいろ対策されてますが、最終的には本人の意思ですものね。。
このブログで、少しでもレースを安全に楽しむための啓蒙活動をしていきたいと思います!