スピードプレイというビンディングペダルを使い始めて3ヶ月くらい経過したのでご紹介。
主に10年近く使ってきたシマノのSPD-SLビンディングペダルとの比較です。
[ad#ad-1]スピードプレイの凄いところ1:自由に振り幅が調整できる
スピードプレイが一番凄いところが、クリートを中心としたかかとの振り幅が自由に調整できるところ。
シマノのビンディングペダルの場合もクリートの種類を変更して振り幅の調整は可能ですが、自由度は低め。
購入前は、「振り幅の調整ってなんだか面倒そう・・・」と思ってましたが、実際にはめちゃくちゃ簡単。
写真で解説しますね。
調整は2本のネジを+のドライバーで回すだけと簡単。
振り幅の好みは人それぞれですが、私の場合は完全固定ではなく少しだけ遊びをつくる程度にしてます。
元々、シマノの青クリートをずっと使ってたので振り幅がありすぎると違和感があったので。
実際に回すネジはとても小さいので、頭をなめないように気をつけてください。
スピートプレイの凄いところ2:縦と横の調整が簡単
スピードプレイのクリートは2つに分かれています。
最初に縦方向の位置を調整するプレートを取り付け、その上に横方向を調整するクリート本体を取り付けます。
この方式のメリットは、クリート位置の微調整がしやすいこと。
例えば「重いギアを強く踏みたいから少しだけクリートをカカト寄りにしたい」といった場合。
シマノのビンディングペダルの場合も「縦」「横」「ななめ」に調整可能。
ところが、シマノは3本のボルトで固定するだけなので「ちょっとカカトよりにしたいだけ」なのに斜め位置などズレが生じやすい。
一方スピードプレイの方式は「縦」と「横」の位置を決定するのに別のパーツを使っているのでズレにくい。
ななめ位置についてはズレることがないので安心です。
スピードプレイの凄いところ3:クリートカバーを付けたままペダリングできる
スピードプレイのクリートは金属なので非常に歩きにくいです。
シマノのクリートも歩きにくかったですが、比較にならないほどスピードプレイのクリートは滑ります。
この唯一とも言える弱点もサードパーティ製のクリートカバーを使うことで「カバーをしたままペダリングできる」というメリットに!
私が知る限り、クリートカバーをしながらペダリングできるのはスピードプレイだけ。
なので、購入してからずっとロードバイクレース以外ではクリートカバーを付けっぱなしです。
ペダリングや脱着への影響は皆無。
非常によく出来た仕組みです!
ロードバイクレース初心者の方はこちらの記事をご覧下さい
事前に準備していればロードバイクレースも怖くありません。
[st-marumozi fontawesome=”” bgcolor=”#ff8c00″ color=”#ffffff” radius=”2″ margin=”0 10px 10px 0″]参考記事[/st-marumozi] ロードバイクレースに出たいときチェックすべき17ポイントスピードプレイの凄いところ4:クリートを外しやすい
初心者のころよくやったのが「立ちごけ」。
立ちごけとは、信号ストップするときなどペダルからクリートを外せず倒れてしまうこと。
非常にカッコ悪いですし、ロードバイクのフレームなど傷つけることになるので絶対やりたくないです。
ですが、ビンディングペダルの脱着は結構面倒なもの。
できれば付けっぱなしでいたいので、信号が青に変わりそうだったらクリートをペダルから外さずノロノロ走ったりしてました。
スピードプレイに変えた今、そんなことはしなくなりました。
理由は脱着が非常に簡単だから。
ちょいとひねれば簡単にクリートが外れ、ペダルにオモテウラがないので装着も簡単。
立ちごけの危険性は全くなくなりました。
スピードプレイの凄いところ5:ペダルとクリートに遊びがない
スピードプレイに変える前は全く実感がなかったのですが、ペダルとクリートの間に遊び(すきま?)があったようです。
ダンシングしたときに顕著で、以前は踏み込んだ際に「よいしょ」という一歩遅れる感じが。
[st-mybox title=”ここがすごい!” fontawesome=”fa-check-circle” color=”#757575″ bordercolor=”#BDBDBD” bgcolor=”#ffffff” borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold”]
スピードプレイに変えてからは、ダンシングで踏み込んだら「バシッ」と進む感じに変わりました。
[/st-mybox]普通のペダリングでは分からない微妙な違いだと思いますが、1000w近いような強烈なパワーを出すときなど差がでます。
ツールドフランスに出るようなプロが使う理由も何となく分かりますね。
スピードプレイのイマイチなところ1:最初はハマらないし外せない
スピードプレイのだめなところ。
それは使い始めのペダル脱着が「鬼のように固いこと」にあります。
私の場合ですが、最初にペダルとクリートがはまるまでに30分近くかかりました。
もちろん、きちんとクランクにペダルをつけシューズにクリートを固定した状態です・・・
何かクリートの取り付けを間違えているんじゃないか?と思いネットで情報を漁ったほど。
結局、最初はみんな苦労していることを知ったくらいでした。
本当にびっくりするほど最初は固いので要注意です。
ただ、最初に100回くらい脱着を繰り返せば普通になりますのでご安心を。
慣れてくると最高の脱着レスポンスになりますよ!
スピートプレイのイマイチなところ2:クリートカバーを付けないと消耗が激しい
スピードプレイの凄いところ3で書きましたが、スピードプレイのクリートは金属なので非常に滑りやすい。
さらに、このクリートは簡単に削れます。
クリートカバーを外しレースに出たときのことですが、300mくらい歩いただけでかなり削れました。。
まとめ
ペダル選びはなかなか難しいものですが、スピードプレイのペダルはロードバイク初心者にもオススメ。
理由は、スピードプレイは膝を故障しにくいから。
シューズの振り幅がかなり大きく設定できるので、ペダリングにばらつきがある初心者向けだと感じます。
ペダリングが安定してくれば、振り幅を絞ることで対応も可能。
初めてのビンディングペダルがスピードプレイでも良いかも。
こんにちは。sakurakasaneです。
スピードプレイ、良さそうですね!
私は、MAVICのクリートのペダルを使ってます。
周りはみんな、シマノです。
ペダルに寄っては力の伝わりが違うと思いますが、スピードプレイはどうです?
パワーメーターの数値が変わったりとかは
あったのでしょうか?
sakurakasaneさん、ありがとうございます!
シマノの古いペダルとの比較になりますが、力の伝わり方は間違いなく上がってます。
スピードプレイはペダルとクリートの間に遊びがまったくない感じですね。
ペダルをスピードプレイに変えて5分全力走の最大パワーが10w上がりました。
ペダル変更前後で同じトレーニングメニューを実施していなかったので平均パワーの変化は分からないですが、パワー伝達の効率は上がりました!
やはり違いますよね。直接的に影響がある所ですもんね。
私は最近、三本ローラーを乗りながら動画を取って、ペダリング、クリートの位置、サドルの位置を見直しています。
一度、シマノバイクフィッティングでも受けた方が良いですかね(笑)
sakurakasaneさん、ありがとうございます!
ローラー動画を元にポジションを見直すのは素晴らしいですね!
フィッティングのサービスを一度試されるのも良いかもです。
私は、このサービスがちょっと気になってます。
https://www.facebook.com/HamsterSpin
「人間をバイクに合わせるフィッティング」という考えが面白いです。
こんにちは。sakurakasaneです。
人間をバイクに合わせる。なかなか面白いですね。
フレームサイズやステムなどはバイクを人間に合わせる。ですが、ペダリングは人間をバイクに合わせる。って感じでしょうか。結局はパワーを求めてって事にはなるのでしょうが。
こういう事考えてるとパワーメーター欲しくなってしまいますけど…そんな事より、ちゃんと乗れ!と自分に言い聞かせます(笑)
※知識が足りないので、的外れな
内容だったらすみません。
sakurakasaneさん、ありがとうございます!
どうやら「意識しないと動かせない筋肉を総動員できるようにし、その後でバイクフィッティングを行う」ようです。
パワーも出せるし持続力も大きい「大きな筋肉」を使うためにベストなポジションを探るのかな?と思ってます。
こんにちは。sakurakasaneです。
Facebookのリンク、一通り確認しました。
なかなか興味深く、そして奥深いですね。
私は今、ペダリングで悩んでおります。片足で回した際に、きれいに回せる着座位置が凄い前の方なのです。シートの下のレールの数値がギリギリ位。
リンク先のような指導を受けるのもありかなと思いました。ありがとうございます。