フルクラムクアトロを選ぶ3つのメリットと1つの注意点

フルクラムクアトロ

フルクラムクアトロフルクラムのクアトロ(FULCRUM QUATTRO)というロードバイクホイールが、初心者が平坦をもうちょっと速く走りたいと思ったときにオススメのホイールです。

理由は「ディープリム」なのに「クリンチャータイヤ」が使え、「値段が40,000円前後」という安さだから。

今回はフルクラムという名門ブランドのロードバイクホイール「クアトロ」をご紹介します。

フルクラムクアトロをオススメする理由

フルクラムブランドの安心感

フルクラム(FULCRUM)とは、カンパニョーロの派生ブランドです。

カンパニョーロはイタリアのロードバイクメーカーで、シマノと並ぶ2大コンポーネントメーカーの一つ。

創業が1933年というロードバイク界では老舗ブランドです。

そのカンパニョーロがホイール専門ブランドとして立ち上げたのが【フルクラム】。

カンパニョーロのホイールはとても評価が高いですが、10万円以上のホイールばかりでなかなか手に入れるのが難しいデメリットがありました。

フルクラムは10万円以下のホイールライナップが多く、庶民的なブランドとして創設されたようです。

フルクラムクアトロがディープリムホイールな理由

フルクラムクアトロ

ディープリムとは、リムハイト(外周部分の高さ)が高いリムのことです。

ロードバイク完成車についているようなリムハイトはだいたい20mm前後なのに対し、フルクラムのクアトロは35mmという高さで15mmも高いリムになっています。

ディープリムホイールのメリットは、ずばり【巡航速度が上がりやすい】です。

ホイール部分は、風の気流が乱れて多くの抵抗になるのですが、それがディープリムだと起きにくいんですね。

なのでできるだけディープリムの方が、平坦では速い速度を維持しやすいです。

フルクラムクアトロの値段が圧倒的に安い


前後セットで40,000円というと、だいたいエントリーレベルのホイールしか選べない価格帯ですが、フルクラムクアトロは35mmのディープリムでこの価格を実現しているのが驚きです。

ちなみに、同じ35mmのリムハイトホイールであるシマノのC35(WH-RS81-C35-CL )は、実勢価格が55,000円程度なので、2万円ほどお得です。

フルクラムクアトロの唯一の難点

いいことづくめのフルクラムクアトロですが、難点は【重い】ということです。

前後セットで1710グラムと、最近軽量化されているロードバイクホイールの世界の中では、結構な重さだと感じますね。

ヒルクライムレースに出ることを考えてる方がフルクラムクアトロを買うのはオススメしません。

ただ、ロードバイクを通勤や平坦での練習で使うことが多いのであれば、フルクラムクアトロで速度アップすると思いますよ!