ロードバイク初心者が完成車を購入してちょっと慣れてきたら、「ホイール変えたら速く走れるんじゃない?」という思いです。
ある意味合ってますが、よくある「ロードバイクホイールレビュー」などでは、ロードバイク初心者がホイールを選ぶ基準は教えてくれないので3つのポイントでまとめてみます。
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はじめてロードバイクホイールを買う時にチェックすべき3つのポイント
ロードバイクにどれくらい乗れている?:ホイール購入前のチェック1
ロードバイク初心者が完成車を購入して間もないタイミングで新しいロードバイクホイールに交換したとして、あまり大きなメリットはないです。
理由は、まだロードバイクに必要な筋肉が育っていないと考えられるからですが、ママチャリと同じような筋肉でロードバイクを走らせていたらホイールを変えたところで大して変化はないからです。
参考記事:ロードバイク初心者が「つらいから」やってしまうロードバイクの間違った乗り方
ロードバイク初心者がホイールを交換してメリットを感じるレベルは、無風状態の平坦で停まることがあまりない道路で1時間を28km/h以上で走れるようになった程度です。
それ以下のレベルではロードバイクのホイールを交換したとしても大きな変化を得にくいでしょう。
3年後にロードバイクに乗ってどうなっていたい?:ホイール購入前のチェック2
ロードバイクは「ロングライド」「ロードレース」「ヒルクライム」「メンテナンス?」など、趣味として楽しむ方向性がいろいろとあります。
ロードバイクホイールをせっかく買うのであれば、3年後でも有効活用できているといいですよね?
ちなみに、ロードバイクホイールの多くがだいたい5,6年は問題なく乗れるように出来ています。
プロのように年間走行距離が2万キロを超えたり、激しい使い方をしていれば別ですが、、
例えば、ロードレースにゆくゆくは参加していきたいということなら、【カーボンホイール】が選択肢の一つとして候補になります。
参考記事:【ロードバイク初心者限定】カーボンホイールは必要なのか検証してみた
理由は平坦のロードレースの場合は平均速度が40km/hくらいになることが多いので、カーボンディープホイールだと巡航速度が上がった時に脚に負担が少ないからです。
ロードレースでもヒルクライムが好きだから【ヒルクライムレース】に出たい場合などはカーボンホイールの中でもリムハイト(リムの高さ)が低く軽量なモデルを選ぶといいですね。
ロードバイクメンテナンスコストをどう考えるか:ホイール購入前のチェック3
ロードバイクのホイールの中には、残念ながら耐久性が低いものがあります。
普通に乗っていれば5,6年は間違いなく使えますが、軽量であることを追い求めつつ安価に提供しているようなホイールは少し注意が必要ですね。
ホイールの振れ(バランスが悪くなりまっすぐ走りにくくなること)が起きやすいこともあります。
また、カーボンホイールなどは軽量化のために「チューブラータイヤ」というタイヤ専用の設計にしているものが少なくありません。
チューブラータイヤは一般的なチューブとタイヤが別々の構造ではなく一体化です。
なので、ホイールにタイヤを装着する場合は「貼り付ける」ことになります。
一般的にチューブラータイヤのメリットは軽量で乗り心地が良いとされていますが、デメリットは高価でパンクしたらもう使えなくなります。
上のチューブラータイヤのように、安くても3000円程度しますので、パンクが重なると痛いですね。。
まとめ
ロードバイクホイールは「何のために購入するか?」をはっきりした上で選ぶのが重要です。
価格帯は前後ペアで5万円くらいのホイールだとあまり実感は得られにくいと思うので、長く使うことを考えると10万円前後のホイールがオススメですね。
上のカーボンディープホイールはまさに10万円程度ですが、リムハイトが50mmと結構高いですが重量が前後合わせて1.3kg程度なのでかなり軽いです。
チューブラータイヤモデルですが、メンテナンスコストをある程度許容できるなら良いホイールかもしれません。
10万のホイールでも5年使うことを考えると年間2万、月々2000円弱の出費です。
すこしお酒の量を減らせば買える範囲かも?