リアディレイラー調整を10分で成功させる3ポイント

リアディレイラー調整

あれっ、なんだかシフトチェンジが調子悪いな〜。ロードバイク買ってから時間が経ってるからしょうがないのかな?

そんな状態でロードバイクに乗っていませんか?

リアディレイラーは「10分くらい自分で調整」することで解決できるもの。

今回は3つのポイントでリアディレイラー調整方法をお伝えします。

リヤディレイラー調整3つのポイント
  1. リアディレイラーのワイヤーをきちんと張る
  2. ロー側、トップ側の移動幅を調整する
  3. 変速をアジャストボルトで微調整

まずはリアディレイラーの仕組みを確認してみましょう。

リアディレイラーの仕組み

リアディレイラーは、ワイヤーを引っ張ったり緩めたりすることで、チェーンをスプロケット1段ずつずらす仕組みです。

引っ張るとスプロケットの歯数が大きいギアに変速(シフトダウン)し、緩めると歯数が小さいギアに変速(シフトアップ)。

ワイヤーを1段引っ張る長さはコンポーネントの種類や型式で違ってくるので、互換性がなかったりします。

ポイント1:リアディレイラーのワイヤーをきちんと張る

ディレイラーのワイヤー固定

リアディレイラーはワイヤーを引っ張ったり緩めたりすることで変速するので、ワイヤーがきちんと張られていなかったら変速しません

ロードバイクの完成車を買ったときは、ショップがメンテナンスしているのできちんと変速。

数ヶ月乗っているとワイヤーが少し伸び、変速性能が落ちたりします。

こんなときはリアディレイラーのワイヤーを引っ張ってあげる必要あり。

コツは、一番ワイヤーが緩んでいる一番歯数が小さいギア(トップギア)に変速しておくこと。

トップギアでワイヤーが張られていれば他のギアで緩むことはなく、最低限の変速はできるようになります。

ポイント2:ロー側、トップ側の移動幅を調整する

次はスプロケットの幅の分だけ変速するように調整すること。

例えば、「トップギアが入らない」「一番ローギアが入らない」「チェーンが外れる」という状態を避けるための調整。

なので、ワイヤーを張った状態できちんとトップギアからローギアまで変速できるようなら、この調整は必要なし。

ロー側の移動幅調整

ローアジャストボルト

ローギアの調整ボルトは、2つ並んだボルトの下側。

まずは一番大きなギア(ホイールのハブに一番近いギア)側に変速してから調整。

いちばんローギア側にするつもりが一番大きな歯数のギアに変速できなかったら、もっとリアディレイラーをホイール側に動かす必要あり。

時計回りにボルトを回せばリアディレイラーは外側に動くので、変速できるまでクランクを回しながら調整します。

トップ側の移動幅を調整する

トップアジャストボルト

ローアジャストボルトの上にあるのがトップアジャストボルト。

調整方法はトップギア(一番歯数の小さいギア)に変速してから。

ローアジャストボルトの調整と同じように、トップギアまで変速できない状態ならボルトを回して調整。

反時計回りにボルトを回せばトップギア側にリアディレイラーが動くので、クランクを回しながら変速されるまで調整してください。

ポイント3:変速をアジャストボルトで微調整

アジャストボルト

最後に変速をスムーズにするための調整。

これは手でリアディレイラーのアジャストボルトを回すだけ。

トップギア(一番小さい歯数のギア)から1段落とした2番めに小さいギアにチェーンをかけて調整します。

この状態でクランクを回しながらシフトダウンをさせるのですが、「カチッ」といわないギリギリの遊び分シフトレバーを動かして様子見。

理想は「カリカリカリ」と言ってシフトダウンしないけれど音が鳴っている状態。

この状態になるようにアジャストボルトを手で回しましょう。

アジャスターを回していくと、「カチッ」といわないのに変速してしまったり、「カリカリ」いわなかったりするので微調整してみてください。

まとめ

10分でリアディレイラーを調整する方法をお伝えしましたが、いかがでしたか?

慣れないと難しいと感じるかもしれませんが、是非チャレンジしてみてください!

ただ、どうしても変速がうまく調整できないことがあります。

それは、ディレイラーハンガーが曲がっている場合。

私は2回曲げましたが、曲がっているとどんなに調整しても変速がスムーズにいくことはありません。

ディレイラーハンガーは少しディレイラーに衝撃があった程度ですぐ曲がり、ちょっとした曲がりでも変速に影響が。

曲がっているかどうか自分で判断するのも難しいので、あまりにも調整できないときはロードバイクショップを尋ねてください。

注意して欲しいのは、ロードバイクのメーカーや年式でディレイラーハンガーは違うということ。

事前に電話でショップに連絡しておくと良いですよ!

8件のコメント

こんにちは。sakurakasaneです。
自分で調整出来るのは良いですね。
先日、初めて後輪を外して洗ってみたり(笑)
更には、サドルを5mm上げてみたり。
下ハンの際に少し窮屈な感覚がありましたので上げてみたら、少しスムーズに回せるような気がして、ギアを1段上げて漕ぐことが出来ました。1cm上げたらお尻がポンポン跳ねちゃいました。繊細な乗り物だなと改めて感じましたね。
自分で出来るようになると楽しさも増しますね。

sakurakasaneさん、ありがとうございます!
ロードバイクのメンテナンスは、慣れると楽しいですよね!
おっしゃる通り、ポジションを少し変えるだけで体感的には結構違い、繊細な乗り物だと思います。
体が変化していくとポジションも変わっていきますので、いろいろ試してみてください!

記事ありがとうございました。ワイヤーの張る時のギアなど勘違いしてたとこが色々わかりました。あれから何度とやってみましたが店員さんからももう大丈夫との言葉をいただく事ができました。乗るのももちろん楽しいんですが色々いじれるのも楽しいと改めて感じました。

初心者さん、コメントありがとうございます!
参考になったようで良かったです!
ロードバイクは自分でメンテナンスできるので楽しいですよね♪
失敗することもたくさんあると思いますが、全ては経験になるので今後もトライしてみてください!

anchorさん、コメントありがとうございます!
家まで帰ることができたとのこと、本当に良かったです!!
記事が少しでも参考になったことが分かり、とても嬉しいです ^^/
これからもお役にたてる記事アップを心がけます!

記事ありがとうございます!
今まで本を見ながら調整していましたが、
なかなかうまく行かず、1時間近く格闘したあげくに
上下何段か使えないまま乗っていました。
おかげでひさしぶりに全段使えるようになって快適になりました。

のらあざさん、コメントありがとうございます!
記事が参考になったようでとてもうれしいです ^^/
励みになります!
これからもお困りのことなどありましたら、お気軽にコメントください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です