5/6に参加したロードバイク試乗会のロードバイクインプレ編です。
前編では試乗会の特徴や試乗の目的、試乗者(私)のスペックなど書いています。
今回の記事でインプレしているのは「YONEXのカーボネックス」「CANYONのエアロード」「メリダのREACTO」の3種類。
乗る前は「平坦をちょっとだけ乗って何が分かるかな?」と思ってましたが、それぞれの特徴がよく分かりました。
ホイール性能による印象の違いは大きい可能性があるので、試乗車のスペックもできるだけ詳しく書いてます。
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※試乗したのは別のロードバイクです
最初に試乗したロードバイク。
YONEXはバドミントン、テニス、スノーボードなどのスポーツ用品メーカーで世界的に有名。
バドミントンは中高の部活に入ってまして、私自身6年間ヨネックスのカーボンラケットを使ってきたので思い入れの深いメーカー。
昨年から本格的にロードバイクメーカーとして参戦してきたので、今回絶対試乗しようと考えていたロードバイクの一つ。
YONEXカーボネックス(試乗車)のスペック
- フレームセット:カーボネックス Sサイズ
- コンポーネント:アルテグラ(機械式)
- ホイール:アルテグラ(アルミのローハイト クリンチャー)
- フレームセット価格:420,000円(税抜)
カーボネックスの評価
- ゼロ加速: 非常に良い
- ストップ: 良い
- コーナーリング: 良い
- 巡航: 良い
- 巡航からの加速の良さ: いまいち
- トップスピード: いまいち
カーボネックスのインプレッション
漕ぎ出しの軽さは驚くほど素晴らしく、羽が生えたように感じたほど。
最初の試乗ロードバイクにしたのは失敗したか?と思う程の感触。
ただ、巡航から腰を上げてダンシングしたときは「あれっ?」という重さがあり、スピードのノリが悪い。。
最高スピードへの到達速度も遅い感じで、もっさり感があった。
ゼロスタート時の感触が最高だっただけに残念。。
CANYON エアロード
※スタッフさんに自分のペダルを装着してもらってます
今回のロードバイク試乗会で絶対に乗ると決めていたロードバイク。
CANYONはドイツのフレームメーカーで、ネット通販しか行っていない会社ですが、世界ランキング2年連続2位のホアキン・ロドリゲスが乗っているロードバイク。
トッププロチームが使うロードバイクの完成車が40万円から買えてしまうコスパの良さがCANYONの凄さ。
スペックも素晴らしく、コンポーネントにフルアルテグラ、ホイールにコスミックカーボンSLEを搭載して40万円という破格で販売されてます。
※今回試乗したのはDURA-ACEモデル
普通にロードバイク完成車として考えると安くないかもですが、購入したままの形でも実業団のトップカテゴリレースで十分戦えるスペックのロードバイク。
今回の試乗会では、本当に評判どおりの性能なのかどうか確認するのが目的。
CANYONエアロード(試乗車)のスペック
- フレームセット:エアロード Sサイズ
- コンポーネント:DURA-ACE(機械式)
- ホイール:MAVIC コスミックカーボンSLE(アルミ&カーボン リム52mm クリンチャー)
- 完成車価格:551,599円(配送費、梱包費、関税など別)
CANYONエアロードの評価
- ゼロ加速: 非常に良い
- ストップ: いまいち
- コーナーリング: 良い
- 巡航: 非常に良い
- 巡航からの加速の良さ: 非常に良い
- トップスピード: 良い
CANYONエアロードのインプレッション
ヨネックスのカーボネックスで走った後でしたが、エアロードは十分な性能を感じることができました。
試乗会を通じて7台のロードバイクに乗りましたが、乗っていて一番楽しかったのはCANYONのエアロード。
明らかに、今乗っているウィリエールグランツーリズモとは別物でした。
完成車に付属しているホイール「コスミックカーボンSLE」の感触も非常によく、巡航スピードは楽なペダリングでも伸びる感じ。
ただ、唯一気になったのはブレーキ性能。
ちょっと強めにブレーキングすると「キィー!」と結構な爆音が炸裂し、コントロールできる幅が少ない感じでした。
これはエアロードの性能ではなく「コスミックカーボンSLE」のリムが少し特殊で、普通のアルミリムとは感覚が違っているため。
止まらないことは全くないのですが、カーボンチューブラーのようなブレーキ感覚に慣れていなかっただけかも。
自転車仲間が同様なホイールに乗っていて、レースでも全く問題はないので心配しなくてもよさそう。
サイズはSサイズが170cm~となっていましたが、173cmの自分で少し小さく感じました。
調査してみると、レース仕様のジオメトリーなので丁度良いようです。
2台目でもう試乗を止めてもいいかな、と思うほど良かったCANYONのエアロード。
お金があれば今すぐにでも欲しい。。
CANYONエアロードを購入しようとする方への注意点
とても気に入ったCANYONエアロード。
ただネット通販のみのメーカー(ドイツ)なので、もし購入を検討されているなら下記に注意してください。
- 初心者の1台目ロードバイクとしては止めておいた方がいいです
- コンポ交換くらいは自分でできる方が対象だと思います
- 新車で購入しても多少の傷などはあるようなので、神経質な方は避けた方が良さそうです
- エアロードは素晴らしいロードバイクですが、完全なレーシングマシンです
- 注文してから届くまで一ヶ月以上はかかるようなので、気長に待てる方向けです
メリダ REACTOTEAM-E
どこのブースも人だかりがすごく、なかなか試乗できないときにメリダがたまたま空いてたので試乗。
ランプレに提供しているものと同じモデルをお借りしました。
電動DURA-ACEにチェーンリングは楕円リングと、特殊な機材。
メリダ REACTO TEAM-E(試乗車)のスペック
- フレームセット:REACT TEAM-E Sサイズ(50cm)
- コンポーネント:DURA-ACE Di2(電動)
- ホイール:FULCRUM RED WIND(アルミ&カーボン リム50mm クリンチャー)
- チェーンリング:ROTORの楕円ギア
- 完成車価格:925,926円(税別)
メリダ REACTO TEAM-Eの評価
- ゼロ加速: いまいち
- ストップ: いまいち
- コーナーリング: 良い
- 巡航: いまいち
- 巡航からの加速の良さ: いまいち
- トップスピード: いまいち
メリダ REACTO TEAM-Eのインプレッション
ある意味とても驚きました。
エアロードの直後だったせいかもしれませんが、全体的にイマイチな感触しか残らなかったバイクです。
全てにおいて悪い意味で「軽い」感じ。
楕円リングを使っているせいなのか、「スカっ」と力が抜ける感覚でスピードのノリがいまいち。
ペダリングスキルやパワーの問題だと思いますが、私には合わないフレームだと感じました。
ちなみに、電動コンポのDURA-ACE DI2を初めて使いましたが「別に機械式でもいいんじゃない?」と思うもの。
スプリントなどトルクがかかったときにスムーズに変速できるのは強みだと思いますが、そこまで必要ないかな?
お金に余裕があれば選択するかもですが、105を使っている私には機械式アルテグラで十分かも。
まとめ
CANYONのエアロードは想像していたよりも良いロードバイクでした。
伊達にホアキン・ロドリゲスがグランツールで結果出してないですね。
※記事トップ画像はホアキンが乗る「チームカチューシャモデル」
普段試乗できないこともあると思いますが、CANYONのブースは試乗待ちの人で溢れかえるほど大人気。
レース会場などで目にする機会が増えそうです。
私としては時期的に今シーズンは間に合わないので購入するとしても来シーズンの前くらいですが、、
他にも4台ロードバイクの試乗をしているので、別記事でご紹介します。
特に面白かったのは、日本ではほとんど知られていない(私も知りませんでした)「KEMO」というブランドのロードバイクが面白かったです。
ツールドフランスに出場しているチームに機材提供しているとのことで、乗ってみると納得。
どう面白いか、別記事で詳細を書きます!
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こんにちは。sakurakasaneです。
メリダ、なんで楕円なんて付けてたのでしょう。何を感じて欲しかったのでしょうか。普段との比較にはならないですよね。
エアロロード、良さそうですね。
何よりも、ハックさんが楽しそうなのが伝わってきます(笑)
昨日、タイヤを前のスペシャのTURBOに戻してみました。その感想ですが、GP4000SⅡは粘りがあり、柔らかい厚手の両面テープ。TURBOは硬い紙製の両面テープというイメージでした。23Cと25Cの違いなのか、タイヤ違いなのかは不明です。
と言うように、感想を相手に伝えるのは難しいですね。
インプレッション、楽しみにしております!
sakurakasaneさん、ありがとうございます!
楕円ギアのチョイスはよく分かりませんよね ^^;
エアロードは今すぐにでも欲しい機材ですが、ぐっと我慢します ><
タイヤのインプレありがとうございます!
フィーリングが伝わってきます!!
タイヤをはじめとするロードバイクの機材は「自分との相性」も大きい要素ですよね。
感触が残っているうちに残り4台のインプレ書きます!